戯言

自社サービスを開発、運営している会社でスクラムマスターをやっている人の戯言です。

スクラムを活用したアジャイルなプロダクト管理を読みました

スクラムを活用したアジャイルなプロダクト管理―顧客に愛される製品開発

スクラムを活用したアジャイルなプロダクト管理―顧客に愛される製品開発

とても薄いので(正味120ページくらい)一気に読むことができました。
と、いっても3時間かかりました。もっと早く読む技術が欲しい

この本はスクラムチームの中で、プロダクトオーナーとして何を考え、どう振る舞えば良いのかが書かれている貴重な1冊であると思います。
プロダクトオーナーを新たに始めるという方には教科書となるのではないでしょうか。

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

今までは「アジャイルな見積もりと計画作りを読んでね。」とお勧めする事が多かったのですが
この前段階として今後布教していきたい1冊です。

しかし、プロダクトオーナーの一番大変な仕事は「何を作るか」を考え、見つける事です。
その方法は教えてくれていません。
見つけるための手法は、日々様々な形で議論されていますが(UX界隈や、LeanStartup界隈等)
それらもうまく活用できなければ、ゴミを大量生産するだけです。

本の6章にも書いてありますが、絶えず成長し続ける事こそが本当は大事な事なのではないでしょうか。
自分の弱点を理解することは辛いことですが、弱点がわからなければ補強のしようがありませんね。

この本をきっかけとして、自分の周りにも更に良い風が流れてくれる事を期待します。