戯言

自社サービスを開発、運営している会社でスクラムマスターをやっている人の戯言です。

たのしい自分戦略 -セカイとカイシャと自分の仕事を考える-に参加しました

URL等

http://devlove.doorkeeper.jp/events/2503

メモ書き

会社はツール
使われる物じゃなくて使うものと考える
使いたい会社と関わる
外から使うのもありなんじゃないか

人生を計画して実行するのは難しい。
社内で頑張る or 転職 or 独立 or 起業
同じ会社に10年以上いることって少ない?

転職

 →自分がハンドリングできない事が多い。相手の会社が入って欲しいと思っている時期はコントロールできない

 客観的じゃないし実力勝負でもない、個別ケース以上の話がしづらい

独立、創業

 →宝くじよりマシなギャンブルくらい。
 リスクを取れるか、下げられる事情がある以外は厳しい
 成功した人の話はバイアスがかかっているし、失敗した人は詳細を語りたがらない

ではどうするか?

 →心に棚をつくる

 

現実から目を背けて、マクロな視点から会社を考えてみる


そもそも法人とは
 →民放+会社法

 会社法知っている人→チラホラ
 民放=権利を有志、義務を応う。登記すればいい
 人間みたいな人の集まり=法人
 人間は自然人

法人の無い世界があるとどうなるか。
任意団体
 →口座が持てない、個人名になる。団体として会場が借りられない、個人名。何かあったら個人に責任がふってくる。←ポイント
 法人は、法人が人格になる。訴えられる時も法人になる
 法人にすれば中の人も外の人も安心

 

法人の種類
 →営利法人、非営利法人、法人以外

・営利団体の特徴

 →構成員に利益を還元できる。頑張って儲ければさらに事業を拡大、優秀な人材を集めやすい。中の人も全力で活動できる

・株式会社の特徴

 →合議制ではなくなる。株式の配分。多数決だと難しい意思決定ができない、冒険し辛い。独裁制だと冒険しすぎる。
ちょうどいい配分が必要。
 税金が取られる。
 お金を儲けるのが目的じゃない場合には安く済ませたい
 同時に複数の会社に所属し辛い。

 そういう場合には非営利法人。


NPO

 →公益性が高いが、手間がかかる。報告書とか。その反対が一般社団法人

・会社と自分との関係
 →目的があったほうがいい。
 「とりあえずお金が欲しい」=わかりやすいが、実現するのは結構難しい。何をすれば良いのかがわからなくなる
 何かをやりたい、一人ではできないことをやりたい。会社はそのためのツールと割り切る。シンプル、ストレート
 平日の昼間からできる、うまくいったら収益になる、組織を大きくしやすい。大きくするのもコストがかかる
 個人よりも法人をつかったほうがやりやすい
 「やりたいこと」の見つけ方。なかなか見つからない。

 

高橋征義さんの場合
 →たまたま見つかった。「日本語の技術書も電子書籍で読みたい」
 それでもリリースまで1年以上。
 そこそこ利益が出るまで3年、数百万。
 思いつくのも実現するのも簡単ではない。

実現の方法として、これだけではなかったはず。社内、他社、個人、非営利組織。。でも、会社でやってよかった。
時間、しばらく赤字、関係者に安心感、本気度が伝わりやすい

・「あったらいいな」からの始め方
 あったらいいなを考える→実現方法を考える→実行する
 実現手段の一つの手段が「会社」

・会社の問題
 →実現したい目的がないとしんどい
 例えば「世界を変える」=おおきな言葉。大げさ。普通の仕事とはギャップがある。

 でもよくそういう言葉遣いは良く聞く。とくにスタートアップ方面。ついうっかり?

 本当に世界を変えるのか

  →たぶん変えられない。が、だまそうとしているわけでもない。
  遠くの目標であることが大事。
  

  例えばスタートアップ。自由度が大きい。犯罪じゃなければ何をやっても良い。

  場合に寄っては定款書き換えとかも。

   →何をしていいか分からなくなる。混乱。
  新規事業のほとんどはうまくいかない。たまたま成功しても続かないことがほとんど。
  そういう組織が求める目標はぶれない目標。でも事業はぶれる。

  ぶらさないといけない。上手く行かない事業は変えないと死ぬ。

  適応的に変化。適応的に変える目標は迷走と区別がつかない。
  変わらない目標

   →遠くにある目標にすればいい。遠すぎる目標。

   近づくことはできる。遠いので多少ぶれても誤差の範囲。
   「北極星を目指す=とりあえず北上する。北極星にいきたいわけではない」

でも、すべての言葉がそうではない
 →とりあえず遠ければ良いだろう。ではなくて
 例えば「Social Change」

 時を超えたプログラミングの道。XP。
 言ってる事とやっていることに差がある?
 ケント・ベックは昔から同じ活動を続けている=本物
 本気で変えようとしつづける事はできる。

感想

会社が実現したい目的に対して共感できているかどうかは、モチベーション3.0でも出てくるし、ゴールデンサークルの「Why」でもあったりするわけなので

改めてこういった部分の重要性について学ぶことができたことが良かった。

法律としての会社、法人といったものの知識が無かったので得られた事は大きかったが

自分がこの勉強会で期待していたものとはやや違ったように感じた。

それが何なのかはよくわからず、モヤモヤ。